千曲の家
豊かな空間としつつも日常の暮しやすさを実現する空間構成した。また、地球環境と地域に配慮し高気密高断熱、県産材利用、太陽光パネル設置としている。
敷地は住宅街の車通りが比較的多い場所に位置する。プライベート確保のため建物をL型とし前面道路からの視線を遮るプランと開口計画とした。室内は梁・柱表し、無垢フローリングなどとし、経年変化を愉しみつつも木のぬくもりが感じることができる仕上げとした。そして、庇を深く出すことで日差しをコントロールし室内環境の安定化を図ると共に、建物の外壁を守るよう考慮した。
また、共働夫婦の日常の家事の軽減のため、回遊導線として動きの無駄を省き、副玄関、食品庫、室内干し、クローゼットなどの収納を機能的に配し、縦方向への移動が少ないプランとしている。平日と休日、季節に合わせ場面や気温で部屋を仕切れるように引込み戸とし、無駄を省き日常を心地よく過ごせる住まいとした。
DATA
所在地 | 長野県千曲市 |
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竣 工 | 2016年 |
構 造 | 木造 2階 |
用 途 | 専用住宅 |
床面積 | 170㎡ |
備 考 | ふるさと信州・環の住まい認定建物 |