一緒に暮らす 庭先の離れ
同じ敷地に3世帯が暮らす。母屋には親と兄世帯が暮らしている。庭先に建てられた祖父の離れをリノベーションし妹家族の住まいとした。お風呂は母屋のみにあるので、庭を通って毎日かよう。気づかいの上に穏やかな暮らしが成立する。ちょっと不自由な離れだからこそ得ることができる心地良い暮らしである。
小さな離れを快適な空間とするために、基本性能の断熱・耐震性を高めるのはもちろん、ロフトや台所の床を下げて既存空間の高さを最大限生かした。さらに構造壁以外の間仕切壁は、唐松合板を柱正面釘打ちとし、柱間に棚を設置し限られた空間を徹底的に利用。また、ローコストと地産地消を実現させるために、大工工事のみで仕上げまで行う仕様とした。外壁;県産杉板張、内壁・天井;県産唐松合板表し、床;県産唐松フローリング、建具;Jパネル
遊び心も詰まっている。壁・天井にホールドを自由に設置、クライミングの練習が毎日できる。子供たちの実力は上達中である。
DATA
所在地 | 須坂市 |
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竣 工 | 2017年 |
構 造 | 木造平屋 |
用 途 | 住宅 |
床面積 | 37㎡ |