まちなかくらしの家
小布施町の中心の街道沿いに位置する。景観を豊かにしたいとの思いから、道路沿いは階高を抑えた、瓦屋根、下見板張り、塗り壁とし形態は伝統のつくりを重視しつつも、新しいデザインと技術を付加し時間の流れの今を照らす外観としている。また、職住一体の建物なので中庭をつくり南棟と北棟とすることにより、公と私を分けている。住宅部は北棟としプライベート性を高め、大黒柱のある吹抜のリビングを中心としたプランとしている。中庭からの光と風があふれる家族の気配を感じるおおらかな空間とした。 また、ご実家の山の木を一部利用している。祖父が植えて手入れを重ねた杉の木を、丸太のまま家族が集まるリビングに大黒柱として利用した。伐採は設計中に依頼し、地元の製材業者に運搬・製材・保管をして頂き、自然乾燥としている。
DATA
所在地 | 上高井郡小布施町 |
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竣 工 | 2015年 |
構 造 | 木造 2階 |
用 途 | 診療所併用住宅 |
床面積 | 280㎡ |
備 考 | 優良な景観建築物等の認定建物 |