稲荷山地区の南端に位置し、主屋と土蔵がたっている。
前面道路沿いの主屋は、間口約五間の漆喰塗りの木造二階建てとなっており、建設当初の姿を維持している。創業当初、米と肥料の販売を行っていた。1階のお店は欅の梁表しの重厚な空間となっている。

みどころ（私感）
建設当時の姿の漆喰塗りを見ることができる。二階の建具は当時の木建のままとなっており、ガラスもおそらく当時のまま維持されている。繊細な縦繁格子がガラス越しに透けて見える。建物は堂々としていながら品を感じる建物である。
現在、この建物は、書道教室とデザイン事務所として使われており、お店部分は明るく開放的である。まちに活気を与える一つとなっている。