- Architecture
千曲市稲荷山重要伝統的建造物保存地区 旧高村家別邸千曲市稲荷山重要伝統的建造物
2014年12月10日選定、保存地区の面積:約 13.0ha
区域:長野県千曲市大字稲荷山字町屋敷、字大牧、字釜蓋、字王地、字中通及び字上通の各一部
稲荷山は天正(てんしょう)年間に城と町場が形成され,廃城後の慶長(けいちょう)年間に宿場町となった。19世紀初期以降は商業地化し,近世末期から近代にかけて,生糸や繊維製品の集散地として,当地方有数の商業地として繁栄した。近世以来の水路や地割(ちわり)を良く残し,街道に面して,中二階(ちゅうにかい)で二階を塗り込めた主屋や,高い二階で分厚い壁を軒まで塗り上げた重厚な主屋が並び,裏通りには土蔵が並ぶ。江戸時代に整備された町割りの上に,伝統的建造物を良く残し,近世から近代にかけて栄えた商家町の歴史的風致を良く伝える。
※文化遺産オンラインによる。
伝統的建造物のひとつである旧高村家別邸の門と塀の修理・修景工事を行います。多くの建物が維持され、歴史的な町並みが未来へ引き継がれることを願います。